グランドカバー
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地表を覆うために植栽する植物のことで、主に、茎が地表面に沿って伸びる匍匐(ほふく)性をもつものが使用されます。意味合いとしては、芝生もグラウンドカバーの典型ですが、一般的には含めないことが多いです。また、壁面や塀、フェンスなどを装うつる性植物も合わせてグランドカバーと呼びます。
グランドカバーは『下草』とも呼ばれ、以前は主役の花壇や樹木などを引き立たせるのが主目的でした。しかし最近では、グランドカバーに用いられる植物自体の花や葉が美しいものが多くあります。
代表的な例として、アジュガやギボウシなどの『多年草(宿根草)』、タイムやローズマリーなどの『ハーブ類』、ヘデラやナツヅタなどの『つる性木本』、ヤブコウジやセイヨウイワナンテンなどの『低木(灌木)』、スギゴケやハイゴケなどの『コケ類』、トクサなどの『シダ類』、などがグランドカバーとして用いられます。